
2023年度 過去の講演・講座
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れきはく講座令和5年度 れきはく講座
開催日: 2024年1月13日(土)~3月16日(土)(全6回)
当館学芸職員が、日頃の調査・研究の成果についてお話しします。講座ごとに受講できます。(全6回) <参加申込にあたって> ・各回ごとに設けますのボタンから事前申込みをお願いいたします。・申込みは各回ごとに開催日の1ヵ月前(午前9時30分)から、電子申請方式で先着順で受け付けます。・電子申請で申し込めない場合は、下記【お問い合わせ先】 へご連絡ください。 第1回 令和6年1月13日(土)午後1時30分から 嵯城 花佳 「発掘された木製品を守る」 発掘調査により、長い時を経て再び私たちの前にあらわれる文化財。そのうち、木でできた資料は土中でどのように変化し、発掘後どのように劣化していくのでしょうか。出土する木質文化財の状況から保存処理の歴史、当館で実際に行っている処理までをお話しします。 木製品の充填した部分に彩色し、仕上がりの色調を整えている様子 第2回 令和6年1月20日(土)午後1時30分から 鈴木 瑛子 「シルクロードへのいざない」 古くより東洋と西洋を結んできたシルクロードでは、様々な民族を介することで、文化の融合が見られました。その影響は日本にも波及しました。シルクロードでは、どのような民族が興亡し、どのような文化が生まれたのでしょうか。シルクロードについて概観します。 敦煌の鳴沙山(東京富士美術館提供) 第3回 令和6年2月3日(土)午後1時30分から 鈴木 啓司 「古代都市のようすと人々のくらし -山王・市川橋遺跡から―」 古代陸奥国の国府であった多賀城跡の南側には現在、高速道路が通り、住宅地や農地が広がっていますが、かつては古代の日本では珍しい道路で区画された街並みが広がっていました。発掘調査で発見された様々な資料から、この古代都市と呼べる空間がどのように展開し、どんな人々が住み、何をしていたのかを探ります。 山王遺跡から見つかった人面墨書土器(東北歴史博物館所蔵) 第4回 令和6年2月17日(土)午後1時30分から 渡邊 直樹 「国防の第一線、『満洲』へ渡った子どもたち」 満州事変以来の「満洲」への政策的な移民事業は、昭和11年に重要国策の一つとして位置づけられました。日中戦争が始まると、青少年による「満蒙開拓青少年義勇軍」が移民の主力の一つとなりました。この講座では、なぜ青少年たちが、当時「国防の第一線」と考えられていた「満洲」の地に配置されなければいけなかったのかについて、関東軍とのかかわりの中で考えていきたいと思います。 「満洲」開拓関係資料(東北歴史博物館所蔵) 第5回 令和6年3月9日(土)午後1時30分から 小野 章太郎 「東北先史社会の交流・物流」 近年の研究では、石器石材をはじめとして各種資源の産地の追求が盛んに行われています。これらの研究から、物資の移動の様相が明らかになりつつあり、当時の集団規模・生活領域・文化圏についてより詳細な検討が可能となってきました。東北地方の旧石器時代から縄文時代における物資の移動について検討し、当時の交流・物流の実態に迫ります。 重要文化財 硬玉製有孔玉器(東北歴史博物館所蔵) 第6回 令和6年3月16日(土)午後1時30分から 今井 雅之 「『我田引水』-幻の農民文学-」 時代の荒波にもまれて幻となった農民文学がこのたび復刻されました。原作者の名は、吉田三郎。秋田県男鹿で青年期を過ごした「もの言う百姓」です。大正期の赤裸々な農村生活を描いたこの小説がなぜ幻となったのか。小説の内容と執筆された時代背景の両面から探ります。
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博物館講座令和5年度 考古学講座【受付終了しました】
開催日: ①2024年3月3日(日) ②2024年3月10日(日)(全2回)
博物館に展示してある土器などの実物資料を、実際に目で見て、じっくりと観察できる講座です。 当館学芸員が資料の見方など、解説を行います。(全2回) <参加申込にあたって> ・各回ごとにあるのボタンから事前申込みをお願いいたします。・申込みは各回ごとに開催日の1ヵ月前(午前9時30分)から、電子申請方式で先着順で受け付けます。・電子申請で申し込めない場合は、下記【お問い合わせ先】 へご連絡ください。 第1回 令和6年3月3日(日)午後1時30分から 担当 山口 貴久 【多賀城の資料① -多賀城の機能-】 【申込み定員に達しました】 第2回 令和6年3月10日(日)午後1時30分から 担当 鈴木 啓司 【多賀城の資料② -多賀城周辺で行われた祭祀-】 【申込み定員に達しました】
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館長講座令和5年度 館長講座
開催日: 2023年4月22日(土)~2024年3月2日(土)全8回(主に第4土曜日)
阿子島香館長が、「東北グローバル考古学:part3 ―いにしえから、今を考える―」をテーマに、令和5年度の館長講座を行います。第1回 4月22日(土) 「石器時代の経済学」第2回 5月27日(土) 「太古のアート:具象と抽象との間」第3回 6月24日(土) 「日本人・日本文化はどこから来たか」第4回 7月22日(土) 「教育と史跡:仙台城二の丸から」第5回 8月26日(土) 「隣の国と考古学1:サハリン」第6回 11月25日(土) 「隣の国と考古学2:韓国」第7回 1月27日(土) 「北米先住民と開拓者の文化財保護」第8回 3月2日(土) 「縄文の思考・弥生の思考と現代」
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民俗講座令和5年度 民俗講座
開催日: 2024年2月23日(金)
宮城県及び東北地方全体の民俗文化を理解する上で重要な事例を取り上げて解説します。令和5年度は「人の一生と民俗」をテーマに解説します。 第1回 1月28日(日)「7歳の登拝 -羽田のお山がけ-」 気仙沼市赤岩で行われる「羽田のお山がけ」は、数え年7歳の男の子が羽田山に登り成長を祈願する行事で、国の重要無形民俗文化財に指定されています。 第1回の民俗講座では本行事を中心に、子どもの成長過程で重要となる通過儀礼について解説します。 羽田のお山がけ 第2回 2月23日(金・祝)「15歳の水祝儀 -切込の裸カセドリ-」 現地(博物館)での受講※申込締切 2月22日(木)15:00まで オンライン配信での受講※申込締切 2月21日(水)15:00まで 加美町宮崎で行われる「切込の裸カセドリ」は、15歳以上の若者が墨と藁を身にまとい集落を訪問する行事で、県の無形民俗文化財に指定されています。 第2回の民俗講座では本行事を中心に、若者が地域社会の一員となる過程で重要となる通過儀礼について解説します。 切込の裸カセドリ
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古文書講座令和5年度 古文書講座 中級編【定員に達しました】
開催日: 2024年2月18日(日)
古文書読解の基礎知識をお持ちの方を対象に、実践的な読解能力を身に付け、歴史的事実や事象などを自分の力で把握できることを目指します。 【定員に達したため受付は終了いたしました】
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多賀城講座宮城県多賀城跡調査研究所「多賀城講座」
開催日: 2023年11月19日(日)
宮城県多賀城跡調査研究所の研究員がそれぞれの専門分野の視点から、これまでの調査研究の蓄積を踏まえて、多賀城跡や古代東北地方の様子を伝え、地域の歴史文化を知っていただく講座です。第1回 11月4日(土) 「製鉄技術導入-陸奥南部-」 鈴木 貴生 古代の陸奥南部では、製鉄が盛んにおこなわれていました。今回は、製鉄技術導入期の製鉄炉にはどのようなものがあったか、その系譜と導入の背景を考えたいと思います。 「多賀城政庁第Ⅳ期の軒瓦と新羅系瓦」 矢内 雅之 多賀城政庁第Ⅳ期の軒丸瓦に出現する宝相花文と呼ばれる文様は、貞観11年(869)の地震からの復興に際して派遣された新羅人が伝えたものと考えられています。今回は第Ⅳ期の瓦の文様と技法を改めて検討し、その生産の実態に迫っていきたいと思います。第2回 11月19日(日) 「多賀城の創建」 吉野 武 多賀城は、養老4年(720)の蝦夷の大反乱後に、陸奥国の支配を再建するなかで創建されました。多賀城碑にみえる創建年代、創建時の多賀城の特徴、大野東人をはじめ多賀城の創建と陸奥国の再建を進めた人々などについて考えます。
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多賀城歴史講座宮城県多賀城跡調査研究所 多賀城歴史講座特別講演会「古代の木簡と多賀城」
開催日: 2023年11月12日(日)
多賀城跡出土木簡が令和5年6月に重要文化財に指定されました。指定を記念して、平城京をはじめとした木簡研究に長く携わってこられた奈良大学の渡辺晃宏教授に、木簡から明らかになった日本の古代社会や、多賀城から出土した木簡の価値について御講演いただきます。
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古文書講座入門編2023年度 古文書講座 入門編【定員に達しました】
開催日: 2023年10月8日(日)
古文書の学習に必要な各種の辞書類の使い方など基礎的な能力を身につけるための方法について解説します。 【定員に達したため受付は終了しました】