入口を入ると広いドマがあります。部屋は板敷きの4室に畳敷きの2室を加えた六間取りです。
オカミは日常生活の中心になった部屋です。ここを広く取り、奥のコザシキを狭くするのは旧桃生郡に多い間取りです。
コザシキは老夫婦が使っていました。ナンドでは若夫婦やその子供たちが寝起きしていました。
ナカマは「ごようのま」とも呼び、江戸時代に当主が肝入の仕事に使いました。畳敷きの部屋は客用座敷で、上級の役人を迎える時には脇のウチロジを出入り口としました。