当館は、県内各地に所蔵されている文化財の調査を進めています。その過程で、高僧の記した墨蹟類が諸寺院に多数所蔵されていることが分かりました。
ここでは、東園寺(塩竈市)所蔵の墨蹟を中心に仙台瑞鳳寺の名僧である南山古梁(なんざんこりょう)を特集します。南山古梁は臨済宗に属した禅僧で、仙台藩第七代藩主伊達重村に見出され、寛永五(1793)年仙台藩瑞鳳寺の住職に迎えられました。儒学に通じるとともに詩文書画を能くし、その才能と学識は「海内無双」と称されるほどでした。剛柔自在の書、趣致あふれる絵画、絵師の描いた絵画への賛など、多様な南山墨跡の世界を紹介します。

展示
テーマ展示室3
「高僧の墨蹟-南山古梁の墨蹟-」
- 開催期間
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2016年1月26日(火)~2016年3月13日(日)
- 開催時間
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9:30~17:00(発券は16:30まで)
- 休館日
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毎週月曜日(祝日・休日の場合は翌平日)
- 観覧料金
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常設展観覧券で御覧になれます。
一般400円(20人以上の団体は320円) 小・中・高校生無料 - 主催
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東北歴史博物館
- 後援
関連催事
- 地域の文化財に関わる講演会「南山禅師の墨蹟-東園寺所蔵品を中心に-」 3月12日(土)