仙台藩四代藩主である伊達綱村は、いわゆる伊達騒動と呼ばれる最大の危機を乗り越えて仙台藩を発展させました。また現在も信仰・文化の拠点となっている多くの寺社を建立・造営したほか、学問を奨励し藩史編纂事業を行うなど文教の興隆にも努めました。没後300年を迎えるにあたり、政治・経済・文化の各方面にわたって大きな影響を与えた伊達綱村について、今に残る関係文化財等によってその事績を顕彰します。また、17世紀後半、衰退していた地域が伊達綱村の政策によって復興・発展したことにより、今も綱村を顕彰している地域があります。そのような、現在まで受け継がれている地域とのつながりについても取り上げていきます。

 

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