掛け軸は一幅、二幅と数えます。これが、二幅、三幅など、複数で一組になっているものを「対幅」と呼びます。
対幅の絵画には、一幅だけの場合とは異なる独特の構図や組み合わせの面白さがあります。美人や名所など共通の題材を組み合わせるなかで、左右対称を意識した構図で全体のバランスを整えたり、春と秋など異なる季節や時間を組み合わせてその移り変わりを見せたりと、そこには対幅ならではの、さまざまな工夫が凝らされています。
この展示では、館蔵の近世に描かれた掛け軸を通して、対幅の魅力をご紹介します。

展示
テーマ展示室3
「仙台の近世絵画 -対 幅-」
- 開催期間
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2021年4月13日(火)~2021年5月30日(日)
- 開催時間
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午前9時30分から午後5時まで(発券は午後4時30分まで)
- 休館日
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毎週月曜日(祝日・休日の場合は翌平日)
- 観覧料金
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常設展観覧料金でご覧になれます。
一般460円(20人以上の団体は360円)
小・中・高校生は無料
- 主催
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東北歴史博物館
- 後援