中世には、大陸産の陶磁器や国産の陶器、漆器や素焼きの土器であるかわらけなど、様々な「うつわ」が大量に使用されていたことが知られています。これは、海を越えて多くのヒトとモノが行き来した証であるとともに、中世における生産から流通、消費という経済活動や生活の様子を知る上で貴重な資料といえます。

 本展示では、宮城県内の遺跡から見つかった陶磁器、かわらけ、漆器などのほか、県北・県南の窯跡で生産された陶器について紹介します。