日本各地の郷土玩具は、粘土・和紙・竹・木・藁など自然の材料で作られたもので、ひとつひとつはその土地の信仰や伝説、習慣などに基づいた地方色豊かなものです。

現在はみやげものになっていますが、以前はこどものおもちゃとして、さらには成長祈願や五穀豊穣、厄除開運など神仏へ願い事をするためのものとして、用いられました。

今回のテーマ展は、舞踊や神楽、鹿踊・獅子舞など、踊る姿の「舞い踊り」と、日本各地の祭礼や山車などをかたどった「祭り」の2コーナーで構成し、総数70点の資料で紹介します。