日本文化の底流には、太古の昔から神々をまつり、祈りを捧げる文化があります。その時々の人々は、生活の平安を祈り、また困難な状況にあっても神々への祈りを続け乗り越えてきました。一方で人々は、神殿を造営・修理するなど、清新な環境を整え、繰り返し神威の再生を図って今に伝えてきました。それは、神だけの再生ではなく、人々の魂の再生でもあり、社会全体の再生でもありました。このような神々に対する人々の行為が、長い年月にわたって継続・堆積し、今の社会や生活の中にも神々への信仰が根付いています。
本展では、全国の代表的な御社の中から、伊勢神宮、賀茂御祖神社(下鴨神社)、出雲大社、鹽竈神社を取り上げ、それぞれに特徴のある各御社の歴史と人々の結びつきをたどります。それによって、神々への信仰がいかにして継続してきたのかを探ります。同時に、神々との関係の中で、人々の精神や社会の再生がどのようにして希われたのかを見ていきます。
現在、東日本大震災の極めて困難な状況にある中、本展がその復興についての示唆や希望を少しでも得られる機会となりますことを願うものです。【写真 「古神宝 御天冠」 享和元(1801)年 下鴨神社)】
展示案内チラシはこちら
- 開催期間
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2012年4月28日(土)~2012年6月17日(日)
- 開催時間
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午前9時30分~午後5時(発券は午後4時30分まで)
- 休館日
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毎週月曜日(月曜日が祝日・休日の場合は翌平日)
※4月30日・5月1日は開館します。
- 観覧料金
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一般900円(800円)・シルバー800円(700円)・高校生300円(240円)・小中学生200円(160円)
※シルバーは昭和22年12月31日以前生まれの方/カッコ内は20名以上の団体
〔前売券〕一般・シルバー700円
取扱所:藤崎・仙台三越・東北歴史博物館ミュージアムショップ・みやぎ生協共同購入
発売期間:3月15日(木)から4月27日(金)まで
- 後援
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神社本庁、伊勢神宮式年遷宮広報本部、青森県神社庁、秋田県神社庁、岩手県神社庁、山形県神社庁、福島県神社庁、塩竃市、多賀城市、多賀城市教育委員会、塩竃市観光物産協会、多賀城市観光協会、多賀城・七ヶ浜商工会、北放送、仙台放送、宮城テレビ放送、東日本放送、エフエム仙台、宮城ケーブルテレビ、朝日新聞仙台総局、毎日新聞仙台支局、読売新聞東北総局、産経新聞社東北総局
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共催特別協力
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河北新報社、NHK仙台放送局
神宮司庁、賀茂御祖神社、出雲大社、志波彦神社、塩竈神社、宮城県神社庁
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関連行事
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●記念講演会
①日時:4月29日(日)
講師:河合 真如 氏(神宮司庁広報室室長)
演題:「伊勢の神宮-永遠への祈りと智恵-」
②日時:5月3日(木・祝)
講師:西村 健 氏(出雲大社禰宜・総務部長)
演題:「出雲のこころ」
③日時:5月19日(土)
講師:茂木 裕樹 氏(鹽竈神社博物館学芸員)
演題:「鹽竈神社と御遷宮」
④日時:6月3日(日)
講師:新木 直人 氏(下鴨神社宮司)
演題:「鴨神道とその美-平成27年、第34回式年遷宮を迎えて-」
時間:午後1時30分から午後3時
場所:3階講堂
※事前申込不要・受講料無料
●特別展示解説 全8回
日時:毎週日曜日 各回11:00~
場所:特別展示室(特別展観覧券が必要です)
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関連催事
平成24年4月29日(日)/5月3日(祝・木)/5月19日(土)/6月3日(日)