日本各地で作られる郷土玩具は、その土地の信仰や伝説、習慣などを題材として生み出された地方色豊かな手作りの玩具です。成長祈願や厄除(やくよけ)開運などの願い事をするためのものとして用いられ、現在でもみやげものとして親しまれています。
 東北を代表する郷土玩具であるこけしは、ろくろをあやつる木地師(きじし)が子どものおもちゃとして作ったとされ、温泉客のみやげものとして注目され、人気を集めました。今回は、第一次こけしブームとされる昭和10年頃、手島遼氏によって収集されたコレクションより、東北各地の初期の優品を紹介します。