東日本大震災によって、当館も浮島収蔵庫の収納棚が倒壊・破損するなど、大きな被害を受け、縄文土器を中心に200点を超す被害がありました。当館では文化庁の補助を受けてこれらの資料の修復作業を行ってきました。
 七ヶ宿町小梁川・大梁川遺跡は七ヶ宿ダム建設に先立ち、昭和50年代に発掘調査が行われ、特に小梁川遺跡の調査は宮城県内ではじめて遺跡の全面に及ぶものとなりました。このたび修復を終えた縄文土器を中心に、ダム湖に沈んだ先人たちの暮らしぶりをご紹介いたします。