当館では県内各地に所在する文化財の調査に力を入れてきました。その中でも、高僧の記した墨蹟類が諸寺院で多数所蔵されていることがわかり、現在も調査を継続しています。
その調査の成果を元に、今回の展示では、塩竈・東園寺所蔵資料を中心に黄檗僧の墨蹟を特集します。
黄檗宗は江戸時代前期に、中国から渡来した隠元隆琦(いんげんりゆうき)によって伝えられました。仙台藩では、四代藩主伊達綱村が帰依し、鉄牛道機を開山として大年寺が開創されました。
今回は、その特徴である伸びやかな書や端正な筆致など、多様な黄檗墨蹟の世界について、鉄牛道機の書を中心にご紹介します。

展示
テーマ展示室3
「高僧の墨蹟-黄檗僧の書-」
- 開催期間
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2016年10月25日(火)~2016年12月11日(日)
- 開催時間
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9:30~17:00(発券は16:30まで)
- 休館日
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毎週月曜日(祝日・休日の場合は翌平日)
- 観覧料金
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常設展観覧券で御覧になれます。
一般400円(20人以上の団体は320円) 小・中・高校生無料 - 主催
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東北歴史博物館
- 後援