

宮城県被災文化財等保全連絡会議は、被災文化財等の保全管理を行うべく平成23年10月21日に組織され、以来これまで、被災資料の救出・保全・修理・保管環境の整備・返却等の活動を続けてまいりました。
震災後6年という節目を迎えた本年度末、連絡会議は所期一定の役割を終え、解散することとなりました。これまでの活動を振り返り、この経験を今後に活かす道筋を考える場として、本シンポジウムを開催いたします。
基調講演講師(パネルディスカッションパネラー):青柳 正規 氏
東京大学名誉教授、前文化庁長官
1944年大連生まれ。東京大学文学部教授、国立西洋美術館長、文化庁長官などを務める。東京大学名誉教授、日本学士院会員。古代ローマの美術・考古学を専攻。40年にわたってポンペイ、アグリジェント近郊、タルクィニア近郊、ソンマ・ヴェスヴィアーナで発掘調査に携わる。著書に「古代都市ローマ」、「皇帝たちの都ローマ」、「ローマ帝国」、「文化立国論」などがある。