当館学芸職員が、日頃の調査・研究の成果についてお話しします。講座ごとに受講できます。


第1回 令和3年1月9日(土)午後1時30分から午後3時まで 相澤 秀太郎 
「阿弖流為(アテルイ)と坂上田村麻呂」 【終了しました】 
 古代の東北を舞台に躍動した2人の”英雄”阿弖流為と田村麻呂。一方は蝦夷の族長、他方は征夷大将軍。古代の文献史料の検証を通して、古代史学の観点でお話しします。


第2回 令和3年1月16日(土)午後1時30分から午後3時まで  佐藤 和道
「新「発見」!漆紙文書のミカタ」 【終了しました】 
 多賀城に関係する山王・市川橋両遺跡から、古代史の重要な資料である多数の漆紙文書が見つかっています。見かけは黒いかたまりの漆紙文書のミカタなど、その魅力に迫ります。


第3回 令和3年1月23日(土)午後1時30分から午後3時まで  柳澤 和明
「多賀城碑建立と新羅侵攻計画」 【終了しました】 
 藤原仲麻呂政権下、その4男朝獦による東北経略と新羅侵攻計画の同時進行はきわめて重要な視点です。多賀城碑建立の背景にある両者の関連性をわかりやすく解説します。


第4回 令和3年1月30日(土)午後1時30分から午後3時まで  鈴木 啓司
「大崎市団子山西遺跡-古代城柵につながる集落跡-」 【終了しました】 
 宮城県教育委員会による発掘事例から古代の城柵へ向かうとみられる道路跡が発見された団子山西遺跡について、調査の様子を交えつつ解説します。


第5回 令和3年2月6日(土)午後1時30分から午後3時まで  山口 貴久
「東北地方の埴輪」 【終了しました】
 古墳に並べられた埴輪。さまざまな形があり、東北地方でも数多く発見されています。埴輪の魅力と、どのように東北地方に伝わってきたのか、考えていきます。


第6回 令和3年2月27(土)午後1時30分から午後3時まで  大久保 春野
「お殿様と絵画、藩士と絵画」 【中止】
 藩主、藩士たちはどのような時に絵画制作を依頼し、あるいは自ら絵筆をとったのか。近世の武士と絵画制作の関係について、東北の例を中心にお話しします。


第7回 令和3年3月6日(土)午後1時30分から午後3時まで  渡邊 直樹
「今こそ”医は仁術”!忘れていませんか・・・?~スペイン風邪と新型コロナをめぐって~」 【終了しました】  
 今から100年前、世界的に大流行した「スペイン風邪」。日本では死者推定45万人を数えました。当時の人々の努力を概観し、新型コロナウイルスとの戦いが続く今に必要なことを考えます。


第8回 令和3年3月13日(土)午後1時30分から午後3時まで  相原 淳一
「貞観津波堆積層の構造と珪藻分析-宮城県多賀城市山王遺跡東西大路南側溝・山元町熊の作遺跡からの検討-」 【終了しました】 
 3月11日で東日本大震災から10年目の節目。それ以後の研究で、明らかになった仙台平野の津波堆積層について、多賀城市山王遺跡・山元町熊の作遺跡の実例を通して、検討します。