金装獅噛三累環頭大刀柄頭(撮影 小川忠博)
「東夷の中に日高見国有り。(略)人となり,勇悍(ゆうかん)なり。是れを総じて蝦夷と曰ふ」(『日本書紀』)。
1,300年ほど昔,古代東北の地には律令国家の支配に属さない「蝦夷(エミシ)」と呼ばれた人々が暮らしていました。律令国家の歴史書には,蝦夷は反乱を繰り返し,天皇を中心とする強大な律令国家が彼らを征討する様子が書かれています。しかし,発掘調査の結果,律令国家との活発な交流の様子もわかりました。さらに最近の研究によって,律令国家の人々とは大きく変わらない生活を営んでいた一方で,墓の様相では律令国家と一線を画するなど,蝦夷の多様な生活と文化がわかってきました。
蝦夷とは何か。最新の考古学の発掘調査成果と古代史学の研究を集大成し,律令国家の形成・発展・衰退のなかで蝦夷と律令国家との軋轢(あつれき)と交流の実像に迫ります。
1,300年の時を経て,古代東北の地に生きた「蝦夷」が,今ここによみがえります。
開催期間 | 2019年9月21日(土)~11月24日(日) |
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開館時間 | 9:30~17:00(発券は16:30まで) |
休館日 | 毎週月曜日(9月23日(月・祝),10月14日(月・祝),11月4日(月・振替休日)は開館,9月24日(火),10月15日(火),11月5日(火)は閉館) |
観覧料金 | 一般1,200円(1,100円) シルバー(65歳以上)1,100円(1,000円) 小中高生 600円(500円) |
主催 | 東北歴史博物館 |
共催 | 宮城県多賀城跡調査研究所,多賀城市,多賀城市教育委員会, |
後援 | 多賀城市観光協会,多賀城・七ヶ浜商工会, |