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特別展示室 展示案内

漢字三千年-漢字の歴史と美-
好評につき会期延長!

公式ホームページ/Official Website

 

「漢字」は、中国文明の中で生まれた古代文字でありながら、誕生以来3000年の長きにわたって、人々に愛され使われ続けています。その時代に最もふさわしい形で表現され、読みやすさや書きやすさ、そして美しさを模索され発展してきた、世界で唯一の文字です。
本展では最古の漢字といわれる甲骨文字をはじめ、文字の統一を果たした秦時代の漢字、世界初公開の文字の刻まれた兵馬俑など漢字が記された文物を展観するとともに、漢字を芸術の域にまで高めた王羲之や顔真卿の拓本など歴代の名書作品、歴史上の人物が書いた書作品など、中国の博物館・研究機関17ヶ所から、国家一級文物21点を含む約110点を出品致します。
漢字の歴史と美の変遷を探るとともに、漢字にまつわるエピソードなどを紹介し、今まで他に類を見ない漢字ワールドを展観いたします。

開催期間

2017年6月24日(土)~8月13日(日)

開館時間

9:30~17:00(発券は16:30まで)

休館日

月曜日(ただし,7月17日は開館)、7月18日(火)

観覧料金

一般1,300円,シルバー・学生1,200円,小・中・高校生400円
(※会期延長の8月12・13日も前売券有効です。)

割引券
主催

東北歴史博物館/河北新報社/KHB東日本放送/中国人民対外友好協会/中国文物交流中心/日本中国文化交流協会

後援

外務省/文化庁/中国国家文物局/中国大使館/中友国際芸術交流院/中国文化センター/日中協会/
人民日報海外版日本月刊/多賀城市/多賀城市教育委員会/多賀城市観光協会/多賀城・七ヶ浜商工会/
NHK仙台放送局/東北放送/仙台放送/宮城テレビ/朝日新聞仙台総局/毎日新聞仙台支局/読売新聞東北総局/
産経新聞社東北総局/エフエム仙台/宮城ケーブルテレビ

協賛

交通銀行東京支店/平和商事株式会社

協力

漢検 漢字博物館・図書館/山九/華協国際/中国国際航空/藤井寺市教育委員会

関連行事

【展示解説】 ☆8月8~10日は三日連続で解説します!☆
日時:8月9日(水)
    8月8日(火),8月10日(木) 追加決定。 (すべて11:00~ 約45分)
    
会場:講堂
担当:当館学芸員 
※特別展観覧券が必要です。

 

 


【記念講演会】(終了しました)
「漢字に見る人生の知恵」
日時:平成29年6月24日(土)13:30~
会場:3階講堂
聴講:無料
講師:阿辻 哲次 氏(本展監修者/京都大学名誉教授)

【高校生書道パフォーマンス】(終了しました)


「漢字のチカラ」
日時:平成29年7月17日(月・祝)11:00~
会場:水上舞台(予定)
観覧:無料
出演:聖ウルスラ学院英智高等学校書道部のみなさん
《オプション企画》
「名前のチカラ~君の名は?~」(高校生版『席上揮毫』)
★書道パフォーマンス終了後、主に小・中学生を対象に、パフォーマンス演者(高校生)が半紙等に観覧者の名前を書いて、差し上げます。

 

【こども漢字講座】(終了しました)
「漢字の世界をのぞいてみよう。~漢字っておもしろい!~」
日時:平成29年7月30日(日)13:30~
会場:3階講堂
聴講:無料(大人の方も聴講可。) 
講師:小野寺 完 氏(進学プラザグループ 俊英四谷大塚 教務主任)
プロフィール:
現在、中学受験部門である俊英四谷大塚仙台本部校にて小学生を指導。理系・文系どちらもこなすオールラウンダー(※英語を除く)。2011年に北海道から福岡まで全国各地の塾が参加した全国模擬授業大会にて数学部門チャンピオンを獲得。「誰かに話してみたくなる授業」が授業のモットー。
★こどもから大人まで楽しめる講座です。漢字の成り立ち解説や高校受験等にも役立つとっておきの漢字学習方法など、様々な視点から「漢字」の面白さに迫ります。夏休み学習・・・これで君も満点間違いなし!!

展示構成

第一部 漢字の歴史

我々日本人は、千数百年前、中国から漢字を学び、その漢字の恩恵は計り知れません。しかし、我が国にもたらされた漢字は完成された形で、漢字がそれ以前二千年もの歴史があり、形にも大きな変遷が有ることを知る日本人は少ないのではないでしょうか。

第一部ではそうした漢字の歴史を新石器時代からさかのぼり、漢字の発祥とされる「甲骨文字」そして青銅器に鋳こまれた「金文」など、さまざまな漢字の記された文物を紹介します。その背後にある漢字の世界観を是非ご覧下さい。 

 

第二部 漢字の美

漢字は神との通信手段から人間社会のものとなり、さらには単なる情報伝達ツールにとどまらず、芸術の領域へと進んでいきました。この書芸術は世界に誇る東アジアの代表的文化のひとつであり、東洋の精神世界を見事に表している芸術でもあります。

展示では様々な書家の作品を通し、書体の『美』を見ていただくと同時に、「書は人物なり」と言われるように、乾隆帝などの皇帝をはじめ歴代の著名な人物による個性あふれる作品を紹介します。