重要文化財 「不動明王坐像(横山不動尊)」 (大徳寺 登米市)
東日本大震災により,宮城県内の文化財も甚大な被害を受けたものが少なくありません。現在,復興事業の一環として,これらの修復が進められています。
この特別展は,修復された文化財のうち神像や仏像などに特に焦点を当て,修復された姿を公開するとともに,文化財を修復することや未来へ引き継ぐ意義について考えていこうとするものです。
文化財を未来へ引き継ぐ理由はいくつかありますが,この特別展で公開される神像や仏像などについて言えば,これらは永らく地域の心のよりどころであり,地域の歴史を背負った存在でもあります。作られた当時はもちろんのこと,今日まで伝えられてくる間には,さまざまな困難に直面しながらも積み重ねられた地域の歴史があったはずです。この特別展がその歴史をふり返り,復興へと歩む地域にあらためてまなざしを向けていただく機会となるよう願っています。
開催期間 | 2013年11月16日(土)~2014年1月13日(月) |
---|---|
開館時間 | 9:30~17:00(発券は16:30まで) |
休館日 | 毎週月曜日(ただし,12月23日・1月13日は開館),12月24日(火),12月29日(日)~平成26年1月4日(土) |
観覧料金 | 一般500円(400円)/シルバー400円(320円)/高校生200円(160円)/中学生・小学生100円(80円) |
主催 | 東北歴史博物館 |
共催 | 河北新報社 NHK仙台放送局 |
記念講演会 | 日 時 : 平成25年12月22日(日) 午後1時30分~ |
展示解説 | 展示のみどころを学芸員の解説とともにめぐります。 |