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特別展示室 展示案内

「仙台藩の工芸-刀剣と甲冑-」

金小札黒漆五枚胴具足〔伊達斉村所用〕

 江戸時代,仙台藩は同一地域を長く治め,六十二万石の大藩であることもあって,領内に優れた工芸資料を生み出す技術や職人集団を有していました。その中でも,武器であり武士の精神性を示すものとしての刀剣類や武門の象徴としての甲冑(かっちゅう)類は,特に重んじられ,お抱えの職人を中心に幕末まで製作が続けられました。そのことを示す品々が,今も数多く残されています。
 本展では,仙台藩内で製作・所用された刀剣類や甲冑類を中心に展示し,工芸資料として,また武門の象徴であり武士の精神性を示すものとしての美しさや質感を見ていただきたいと思います。

開催期間

2014年3月18日(火)~4月29日(火)

開館時間

9:30~17:00まで(発券は16:30まで)

休館日

毎週月曜日(祝・休日の場合は翌平日)
※4月28日(月)は開館します。4月30日(水)は休館となります。

観覧料金

常設展観覧券でご覧になれます。
一般400円(20人以上の団体は320円)
(小・中・高校生無料)

主催

東北歴史博物館

特別協力

鹽竈神社博物館

主な展示資料

『刀身』
 宮城県指定  太刀 銘 兼次(伊達重村奉納)          鹽竈神社博物館
           太刀 銘 安倫(元禄八年奉納)         鹽竈神社博物館
           太刀 銘 安倫                    東北歴史博物館 ほか
『刀装具』
 宮城県指定  菊紋糸巻太刀拵(伊達家歴代藩主奉納)    鹽竈神社博物館 ほか 
『甲冑』
           金小札黒漆五枚胴具足(伊達斉村所用)   東北歴史博物館
           浅葱糸威黒漆五枚胴具足(雪下久家作)   東北歴史博物館 ほか