(左)菅井梅関筆牡丹猫図 (右)江稼圃筆落木帰鴉図
テーマ展示3では,バラエティに富む仙台の近世絵画の一端を紹介しています。
今回の展示では、仙台を代表する近世画家の一人である菅井梅関と、彼が師と仰いだ江稼圃を特集します。
仙台出身で各地を巡り多様な流派の絵画を学んでいた梅関にとって、中国人江稼圃の水墨画との出会いは、彼の後半生を決定づけるものとなりました。文人の稼圃の水墨画に高潔で清々しい印象を受けた梅関は、長崎に滞在中の稼圃を訪ね親しく教えを受けました。
稼圃の描いた文人画や、稼圃らのもたらした中国の新旧名画に接することで、梅関は自身の画風を確立させました。これにより、仙台の近世絵画に、中国の文人画を模範とした「南画」というジャンルが加わることとなったのです。
開催期間 | 2012年6月12日(火)~7月29日(日) |
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開館時間 | 9時30分から17時まで |
休館日 | 毎週月曜日(祝日・休日の場合は翌平日) |
観覧料金 | 常設展観覧券でご覧になれます。 |
主催 | 東北歴史博物館 |