だるまとは、禅宗の始祖、達磨大師の座禅姿を模した縁起物の玩具で、関東地方を中心に全国で製作されてきました。仙台で製作される「松川だるま」は、仙台藩士松川豊之進が天保年間(1831~44年)に創始したと伝えられています。明治時代に高橋徳太郎、通称二代目「面徳」によって現在の形の基礎が作られました。現在は3軒の作り手が松川だるまを製作しています。
松川だるまには、顔の周りを青く塗るなど、東北地方に多く見られる特徴を備える一方、腹部に立体的な装飾=「オキモノ」を貼り付けるといった、他地域にはあまり見られない特徴も備えています。
本展示では、令和4年度に当館へ寄贈された「佐藤家のだるま製作資料ならびに松川だるま」を中心に、特色ある松川だるまがどのように作られ、人々がだるまのある暮らしをどのように送ってきたのかご紹介します。
開催期間 | 2023年6月27日(火)から11月30日(木)まで |
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開館時間 | 午前9時30分から午後5時まで(発券は午後4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日(祝日・休日の場合は翌平日) |
観覧料金 | 常設展観覧料金でご覧になれます。 一般460円(20人以上の団体は360円) 小・中・高校生は無料 |
主催 | 東北歴史博物館 |