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特別展示室 展示案内

「いつも元気なこどもたち!」

いつの時代でも、多少の不便や困難な生活の中であっても、こどもたちは家で、学校で元気な姿を見せて頑張ってきました。その姿をものがたる資料を展示することで、震災の影響を受けたこどもたち、ひいては社会全体が明るい元気な姿をとりもどしてもらうきっかけにしていただきたいと考えています。
今回の特別展では、こどもたちの暮らしのよりどころである「家」と「学校」を取り上げて、そこで活動するこどもたちに関係した資料を紹介していきます。この展示を通じて、昔のくらしの様子や元気なこどもたちの姿を感じとっていただきたいと思います。

開催期間

2011年9月23日(金)~2012年1月30日(月)

開館時間

9:30~17:00 (入場は16:30まで)

休館日

祝日を除く月曜日と10月11日(火)

観覧料金

一般:500円(400円) シルバー:400円(320円)
高校生:200円(160円) 小・中学生:100円(80円)

 

※シルバーは、昭和20年12月31日以前に生まれた方が対象となります。
  生年月日のわかるもの(健康保険証、自動車運転免許証など)をお持ちください。
※( )内は、20名様以上の団体料金
※上記観覧料にて、常設展示もご観覧いただけます。

 

※10月18日(火)~10月21日(金)の4日間、身障者・要介護者およびその介助者(1名) の方は無料となります。

主催

東北歴史博物館

後援

多賀城市 多賀城市教育委員会 NHK仙台放送局 東北放送 仙台放送 東日本放送 宮城テレビ 河北新報社 朝日新聞仙台総局 毎日新聞仙台支局 読売新聞東北総局 産経新聞社東北総局 宮城ネットワーク 塩釜ケーブルテレビ Date fm

展示構成

 「家」や「学校」など,こどもたちがよりどころとする場所の多くが被災したこともあり,それらの場所の持つ役割や重要性を表現していきます。また,それぞれの場所で元気に活動してきたこどもたちに関係する資料を,「明治大正期」,「昭和初期」,「高度経済成長期」の大きな時代区分で区切り,歴史的な変遷をとらえることができるように展示していきます。

第1章 家
1 家とは
家は,食事・休息・団らんの場であり,こどもが家族の一員としての役割を果たす場でもあります。ここで
は,家の中で時代とともにライフライン(電気・ガス・水道・情報など)の充実がはかられていった様子を展示
します。(主な展示資料)
・「おいしい食事」・・・井戸ポンプ・ダイニングキッチン・電気炊飯器・電子レンジ・氷冷蔵庫・箱膳・ちゃぶ台
・「快適な暮らし」・・・電気掃除機・炭火アイロン・電気洗濯機
・「メディア」    ・・・デルビル式電話機・真空管ラジオ・カラーテレビ
2 家で元気な子どもたち
こどもたちが最も元気な姿を見せるのは,遊ぶ時間です。一人で楽しむ遊びや,多くの仲間と楽しむ遊び
の場面で登場する道具を紹介します。また,笑顔のアイドルやはつらつとしたプレーのスポーツ選手の活躍
も,こどもたちに元気を与えてくれました。ここでは,そのような人物にかかわる資料も展示します。(主な展示資料)
・「遊びの時間」・・・YS-11・ママレンジ・紙芝居舞台
・「おやつ」   ・・・ベビースターラーメンの景品
・「メディアの中の人気者」・・・松田聖子親衛隊はちまき・ジャンボマシンダー

第2章 学校1

学校とは
学校は,基本的には学習活動を行う場であり,同年代のこどもたちと社会活動をおこなうために設定され
た場所です。その活動形態に大きな変化は見られませんが,時代とともにその場面で使われる道具には
変化が見られます。(主な展示資料)
・「授業の道具」・・・教室の机・掛図・五玉そろばん・乾電池模型
・「学習の道具」・・・布製ランドセル・学童服・石盤・スーパーカー消しゴム2 学校で元気なこどもたち
学校の授業の時間よりも,それ以外の時間に,より元気な姿を見せるこどもたちもいました。学校では,
仲間とのふれあいや,遊びの時間,給食の時間,学校行事なども重要なことでした。(主な展示資料)
・「給食の時間に使う道具」・・・年代別給食模型・脱脂粉乳のポット
・「学校行事で使う道具」  ・・・表彰状・商品の硯箱・運動会足袋・万国旗・遠足のしおり・リュックサック
・「雑貨屋」