多賀城跡第100次発掘調査現地説明会の開催について【終了しました】
掲載日:令和6年10月28日
多賀城跡第100次発掘調査の現地説明会を開催しました。
当日の資料を公開します→多賀城跡第100次発掘調査現地説明会資料【PDF:8.91MB】
開催日時
令和6年11月2日(土)(小雨決行) 午前10時30分から12時00分
会場
多賀城市市川字新西久保地内 多賀城跡第100次発掘調査現場(別添地図参照)
※JR東北本線 国府多賀城駅より徒歩25分
調査成果
①南側低地部で材木塀を南北約10m分発見しました。西辺では過去の成果と合わせて合計約250m以上材木塀が伸びている
ことが分かりました。材木塀は2回以上作り直されており、柱材を立てるために埋めた土に入る火山灰の年代から、一番新し
い時期の材木塀は10 世紀前葉(915年ころ)以降に建てられています。
②北側丘陵部では、交互に土を盛った積土遺構を発見しました。区画施設の一部とみられます。
低地部は材木塀、丘陵部が積土遺構と低地と丘陵で用いられる工法が変化することが分かりました。こうした変換点が見つかったのは、城内では初めてのことです。
その他
発掘調査現場内は、足場が悪い状態ですので、長靴等の汚れても構わない靴でご来跡ください。
問合せ先
電 話 022‐368‐0102
現場携帯 090‐3642‐0324
早風遺跡発掘調査現地説明会について【終了しました】
掲載日:令和6年6月13日
早風遺跡発掘調査の現地説明会を開催しました。
当日の資料を公開します→早風遺跡p地点発掘調査現地説明会資料【PDF:9.5MB】
1 開催日時
令和6年6月22日(土)(小雨決行) 午前10時30分~11時30分
2 場所
早風遺跡発掘調査現場 加美郡加美町鳥屋ケ崎字山畑道下【別添地図参照】
3 説明者
宮城県多賀城跡調査研究所職員
4 調査成果
東山官衙遺跡の外郭区画施設東辺の南側延長部を調査し、大溝1条と竪穴建物1棟などを確認しました。大溝は上幅約3.5m、深さ約60㎝で真北方向に延び、外郭区画施設と推定されます。
今回の調査によって、東辺南部の自然堤防上では外郭区画施設の構成が土塁と堀から大溝に変わること、区画内の遺構密度が低いことがわかりました。また、周辺の地形や地理的状況から壇の越遺跡の東西大路は、早風遺跡ではやや南東方向に曲がることが予想されます。
5 その他
会場に駐車場はありません。駐車場から会場まで徒歩約10分です。
お問い合わせ先
電 話 022-368-0102
現場携帯 090-6257-0949
多賀城跡第99次発掘調査現地説明会について 【終了しました】
掲載日:令和5年10月2日
第99次調査の現地説明会を開催しました。
当日の資料を公開します→多賀城跡第99次発掘調査現地説明会資料【PDF:9.5MB】
開催日時
令和5年10月14日(土)(小雨決行) 午前10時30分から12時00分
場所
多賀城跡第99次発掘調査現場 多賀城市市川字大畑地内(別添地図参照)
調査成果
昨年度実施した第96次調査で一部を確認していた掘立柱建物について、全体を調査しました。その結果、建物内から複数の鍛冶炉を検出し、鍛冶作業に伴う鉄製品や鉄滓(鉄以外の不純物の塊)など極めて多量の鍛冶関連遺物が出土したことから、鍛冶工房であることが明らかになりました。これまでに城内で見つかっている鍛冶工房のなかでも最大級のものです。
出土した土器から、政庁第Ⅲ期(780~869年)の中でも古い時期の鍛冶工房と考えられます。多賀城の政庁は、780年に伊治公呰麻呂の乱で焼失しています。すぐ北側に位置する鍛冶工房は、政庁の復興にかかわる施設であった可能性があります。
問合せ先
電 話 022-368-0102
現場携帯 090-3642-0324
★マスクの着用をお願いします。
大吉山瓦窯跡第3次発掘調査現地説明会について【終了しました】
掲載日:令和5年7月10日
多賀城関連遺跡発掘調査事業として、令和5年5月22日から大崎市教育委員会と共催で大吉山瓦窯跡の第3次発掘調査を実施しています。その成果につきまして、下記のとおり現地説明会を開催しました。
当日の資料を公開します。→大吉山瓦窯跡第3次発掘調査現地説明会資料【PDF:4.7MB】
現地説明会の様子
当日は好天にも恵まれ、午前と午後を合わせて46名の方々にお越しいただきました。所員一同、心より感謝申し上げます。
1 日 時
令和5年7月22日(土)(小雨決行)
1回目 受付 午前9時30分~、説明会 午前10時30分~
2回目 受付 午後1時~、説明会 午後2時~
2 集合場所
古川宮沢地区公民館・駐車場(宮城県大崎市古川小林字新一本杉170) 【別添地図参照】
※発掘調査現場近辺には駐車場はございません。集合場所から発掘現場まで送迎いたします。
3 内容
多賀城創建期(約1,300年前)の瓦を生産した窯や出土した遺物を調査担当者が現地にて説明します。参加は無料です。
雨天時は、公民館での説明・遺物展示を予定しております。
4 調査成果
史跡指定地西部で3基の窯とそれに伴う灰原、木炭焼成土坑2基を確認しました。窯はいずれも地下式窖窯で、瓦を焼成した窯と燃料材となる木炭を焼成した窯があります。窯や灰原からは平瓦・丸瓦を中心に軒瓦、鬼板など各種の瓦が出土しており、指定地東部の製品と同様に多賀城創建期のもので、本窯跡で焼成されたとみられます。今回の調査によって、大吉山瓦窯跡の全貌がほぼ明らかになりました。
5 その他
発掘調査現場は山林内で、足場も悪い状態ですので、長靴等の汚れても構わない靴でご来跡ください。
問い合わせ先
電 話 022-368-0102
現場携帯 090-6257-0949
多賀城跡第96次発掘調査現地説明会について【終了しました】
掲載日:令和4年9月12日
第96次発掘調査の現地説明会を開催しました。
当日の資料を公開します。 →多賀城跡第96次発掘調査現地説明会資料【PDF:8.5MB】
開催日時
令和4年9月17日(土)(小雨決行) 午前10時30分から12時00分
※新型コロナウイルス感染予防対策により,少々お待ちいただく場合があります。
場所
多賀城跡第96次発掘調査現場 多賀城市市川字大畑地内(別添地図参照)
調査成果
掘立柱建物1棟,竪穴建物2棟を確認しました。掘立柱建物は南北3間以上,東西1間以上で,調査区外に広がる可能性があります。建物の廃絶後に堆積した土からは,多量の炭に混ざって鉄滓などの鍛冶関連遺物がまとまって出土しました。付近に鍛冶工房があったと考えられます。多賀城内の鍛冶遺構は大畑地区や五万崎地区で調査されていますが,今回の調査では政庁のすぐ北側にも鍛冶工房が存在したことが初めて想定され,貴重な発見となりました。
問合せ先
電 話 022-368-0102
現場携帯 090-3642-0324
★マスクの着用をお願いします。
大吉山瓦窯跡第2次発掘調査成果について
掲載日:令和4年9月21日
令和4年5月16日から令和4年8月25日まで、大崎市教育委員会と共催で実施していた大吉山瓦窯跡第2次発掘調査の成果の概要を、以下にまとめました。ご活用いただけましたら幸いです。→大吉山瓦窯跡第2次発掘調査の概要【PDF:3.7MB】
大吉山瓦窯跡第2次発掘調査現地説明会の中止について
掲載日:令和4年7月21日
令和4年7月23日に開催を予定しておりました大吉山瓦窯跡第2次発掘調査の現地説明会は、令和4年7月15日から降り続いた大雨の影響により、開催を中止することといたしました。
このような急な対応となりましたことについて、ご理解くださいますようお願い申し上げます。
大吉山瓦窯跡第2次発掘調査現地説明会について【中止します】
掲載日:令和4年7月7日
多賀城関連遺跡発掘調査事業として、令和4年5月16日から大崎市教育委員会と共催で大吉山瓦窯跡の第2次発掘調査を実施しています。その成果につきまして、下記のとおり現地説明会を開催します。
なお、現地説明会は事前申し込み制(応募先着順)とさせていただきます。
1 集合日時
令和4年7月23日(土) ①午前の部:10時 ②午後の部:13時30分
2 集合場所
大崎市古川宮沢地区公民館・駐車場(大崎市古川小林字新一本杉170) 【別添地図参照】
発掘調査現場近辺には駐車場はございません。集合場所から現場まで送迎いたします。
3 内容
多賀城創建期(約1,300年前)の瓦を生産した窯や出土した遺物を調査担当者が現地にて説明します。参加は無料です。
雨天時は、室内での説明・遺物展示を予定しております。
4 募集人数
①午前の部、②午後の部 各30名
5 応募先
大崎市教育委員会文化財課 ed-bunka@city.osaki.miyagi.jp
6 応募方法
希望の時間帯①か②をご記入のうえ、住所・氏名・連絡先(電話及びメールアドレス)・参加人数を記載し、必ず電子メー
ルにて大崎市教育委員会文化財課までご応募ください。なお、募集人数に制限がありますので、1回の応募で最大4名ま
での参加とさせていただきます。
7 応募期間
令和4年7月7日(木)16時から7月21日(木)17時15分まで
なお、定員に達し次第受付を終了いたします。
問い合わせ先
090-6257-0949(現場携帯電話)
0229-72-5036(大崎市教育委員会文化財課)
多賀城跡第95次発掘調査現地説明会について【終了しました】
掲載日:令和3年10月8日
第95次発掘調査の現地説明会を開催いたしました。
当日の資料を公開します。→多賀城跡第95次発掘調査現地説明会資料【PDF:7.6MB】
開催日時
令和3年10月23日(土)(小雨決行) 午前10時30分から12時00分
※新型コロナウイルス感染予防対策により,少々お待ちいただく場合があります。
場所
多賀城跡第95次発掘調査現場 多賀城市市川字大畑地内(別添地図参照)
調査成果
平安時代の掘立柱建物を2棟発見しました。このうち1棟は廂が付く構造で,規模は南北18.7m,東西9.6mと大型です。西辺が政庁西辺築地塀の北側延長上に,北辺が政庁の建物配置計画である9m方眼のライン上に位置しており,規模や構造,配置の計画性から政庁と密接な関係を持った建物と推定されます。
問合せ先
電 話 022-368ー0102
現場携帯 090-3642ー0324
大吉山瓦窯跡第1次発掘調査現地公開について【終了しました】
掲載日:令和3年7月14日
多賀城関連遺跡発掘調査事業として、令和3年6月1日から大吉山瓦窯跡の第1次調査を実施しています。
その成果につきまして、下記のとおり現地公開を行いました。
当日の資料を公開します。→大吉山瓦窯跡第1次調査現地公開資料【PDF:1.3MB】
開催日時
令和3年7月20日(火)・21日(水)(小雨決行)
各日午前10時30分~16時00分
※駐車場に限りがありますので、必ず事前に下記連絡先にご連絡いただき、日時を調整したうえでお越しください。
連絡先
090-6257-0949(現場携帯)
集合場所
大崎市古川向三丁目多目的集会所
宮城県大崎市古川清水三丁目寺下1‐3(別添地図参照)
調査成果
昭和49年に農道工事により発見された多賀城創建期の瓦窯跡ですが、これまで発掘調査が実施されておらず、詳細な内容は不明でした。今年度はトレンチ調査による部分的な確認ですが、斜面に窯跡が6基以上並んでいることが明らかになるなどの成果がありました。
★マスクの着用をお願いします
令和2年度第94次発掘調査現地説明会について【終了しました】
掲載日:令和2年10月9日
第94次発掘調査の現地説明会を開催しました。
当日の資料を公開します。→多賀城跡第94次発掘調査現地説明会資料【PDF:6.70MB】
開催日時
令和元年10月17日(土)(小雨決行)
・午前:10時30分から12時00分(受付は11時30分まで)
・午後:1時30分から3時00分(受付は2時30分まで)
場所
多賀城市市川字大畑地内 第94次発掘調査現場
JR東北本線「国府多賀城駅」より徒歩約20分。車でお越しの方は、見学者用駐車場をご利用ください。
会場と駐車場については下の図をご参照ください。当日は周辺に案内板を設置しています。
開催内容
・調査成果について職員が現地にて説明します。参加は無料です。
・参加される方はマスクを着用し、受付時に検温と手指消毒、および連絡先等の記入にご協力をお願いします。
・密集を避けるために受付順で20人ずつ説明します。混雑時は説明開始までお待ちいただく場合があります。
・説明時間は1回30分程度を予定しています。
・調査区内には斜面や凹凸があります。歩きやすい服装でお越しください。
調査成果
・政庁の北側で掘立柱建物跡を発見しました。
・11世紀後半頃の白磁と土器が出土しました。
問合せ先
090-3642ー0324(現場携帯電話)
「多賀城跡第94次調査 現地説明会会場・見学者駐車場の位置」【PDF:1.53MB】
令和元年度第93次発掘調査現地説明会について【終了しました】
掲載日:令和元年10月31日
第93次発掘調査の現地説明会を開催いたしました。
多賀城跡の発掘調査について少しでも理解が深まって帰っていただけたなら幸いです。
今後も、多賀城跡の調査研究、環境整備、公開普及に所員一同取り組む所存です。
当日の配付資料を公開します。→多賀城跡第93次発掘調査現地説明会資料【PDF:4.3MB】
開催日時
令和元年10月14日(月:祝日)午後13:30分から(小雨決行)
場所
多賀城市市川字丸山地内 第93次発掘調査現場
JR東北本線「国府多賀城駅」より徒歩25分。会場と駐車場については下の図を参照してください。
開催内容
・調査成果について職員が現地にて説明します。
・時間は一時間程度を予定しています。
・車でお越しの方は、見学者用駐車場(位置図参照)をご利用ください。当日は周辺に駐車場の案内板を設置しています。
・調査区内には斜面や凹凸があります。歩きやすい服装でお越しください。
・参加は無料です。
調査成果
・平安時代の門を発見しました。
・外郭西辺を確認しました。

平成30年度現地説明会の開催について【終了しました】
第92次発掘調査の現地説明会を開催いたしました。
当日は、秋晴れの中100名ほどの方々にお越しいただき、間近で遺構と遺物を見ていただきました。
多賀城跡の発掘調査について少しでも理解が深まって帰っていただけたなら幸いです。
今後も、多賀城跡の調査研究、環境整備、公開普及に所員一同取り組む所存です。
当日の配付資料を公開します。→多賀城跡第92次発掘調査現地説明会資料【PDF:2.0MB】
開催日時
平成30年11月3日(土)午前10:30から(小雨決行)
場所
多賀城市市川字五万崎地内 第92次発掘調査現場
JR東北本線「国府多賀城駅」より徒歩20分。会場と駐車場については下の図を参照してください。
開催内容
・調査成果について職員が現地にて説明します。
・時間は一時間程度を予定しています。
・車でお越しの方は、見学者用駐車場(位置図参照)をご利用ください。当日は周辺に駐車場の案内板を設置しています。
・調査区内には斜面や凹凸があります。歩きやすい服装でお越しください。
・参加は無料です。
調査成果
・五万崎地区官衙東部の土地利用の変遷が推定できました。
・緑釉陶器輪花埦の優品が出土しました。
平成29年度現地説明会の開催について【終了しました】
第91次発掘調査の現地説明会を終了いたしました。
当日は、雨天の中70名ほどの方々にお越しいただき、間近で遺構と遺物を見ていただきました。
多賀城跡の発掘調査について少しでも理解が深まって帰っていただけたなら幸いです。
今後も、多賀城跡の調査研究、環境整備、公開普及に所員一同取り組む所存です。
当日の配付資料を公開します。→多賀城跡第91次発掘調査現地説明会資料【PDF:4.0MB】
開催日時
平成29年10月7日(土)午前10:30から(小雨決行)
場所
多賀城市市川字田屋場地内 第91次発掘調査現場
JR東北本線「国府多賀城駅」より徒歩7分。会場と駐車場については下の図を参照してください。
開催内容
・調査成果について職員が現地にて説明します。
・時間は一時間程度を予定しています。
・車でお越しの方は、見学者用駐車場(位置図参照)をご利用ください。当日は周辺に駐車場の案内板を設置しています。
・調査区内には斜面や凹凸があります。歩きやすい服装でお越しください。
・参加は無料です。
調査成果
・現代の地形改変や道路廃絶後の河川・流路によって大きく壊されていましたが、奈良・平安時代の南北大路の東側溝と路面を 発見しました。
平成28年度現地説明会の開催について【終了しました】
第90次発掘調査の現地説明会を終了いたしました。
当日は、200人を超える方々にお越しいただき、間近で遺構と遺物を見ていただきました。
多賀城跡の発掘調査について少しでも理解が深まって帰っていただけたなら幸いです。
今後も、多賀城跡の調査研究、環境整備、公開普及に所員一同取り組む所存です。
当日の配付資料を公開します。→多賀城跡第90次発掘調査現地説明会資料【PDF:4.0MB】


開催日時
平成28年9月17日(土)午前10:30から(小雨決行)
場所
多賀城市市川字坂下地内 第90次発掘調査現場
JR東北本線「国府多賀城駅」より徒歩10分。会場と駐車場については下の図を参照してください。
開催内容
・調査成果について職員が現地にて説明します。
・時間は一時間程度を予定しています。
・車でお越しの方は、見学者用駐車場(位置図参照)をご利用ください。当日は周辺に駐車場の案内板を設置しています。
・調査区内には斜面や凹凸があります。歩きやすい服装でお越しください。
・参加は無料です。
調査成果
1 多賀城創建段階の外郭南辺を発見しました。
2 南辺が移動した後に、道路として使われたことがわかりました。
3 道路脇から文字が書かれた扇が出土しました。当日は実物を展示いたします(2枚目の写真)。
第89次調査(平成27年度)出土木簡の報道発表について【平成28年2月5日】
今年度城前地区で実施した第89次調査で出土した木簡の内容を解読したところ、大変貴重な成果があがりましたので、昨日報道発表を行いました。
8点出土した木簡の中でも、文書箱の蓋に書かれていた内容が最も大きな成果で、多賀城における鎮守府の存在がより確実なものになりました。今後も、大変貴重な文化財としてしっかりとした保存管理に努めていきます。
詳しくはこちら→『多賀城跡第89次調査出土木簡について』【PDFファイル:191KB】
平成27年度現地説明会の開催について【終了_平成27年11月7日】
多賀城跡第88次発掘調査の現地説明会は終了しました。当日は好天にも恵まれ、200名の皆様に足をお運びいただきました。所員一同、心より感謝申し上げるとともに皆様の「多賀城跡」に対する関心の高さに応えられるようさらに調査研究と環境整備、公開普及に取り組む所存です。
現地説明会で配付した資料を公開します。→『多賀城跡−第88次発掘調査現地説明会資料−』【PDFファイル:1.67MB】
開催日時
平成27年11月7日(土)午前10:00から(小雨決行)
場所
多賀城市市川字立石地内 第88次発掘調査現場
JR東北本線「国府多賀城駅」より徒歩10分
会場と駐車場については下の図を参照してください(図削除)。
開催内容
- 調査成果について職員が現地にて説明します。
- 時間は一時間程度を予定しています。
- 車でお越しの方は、用意した見学者用駐車場(位置図参照)をご利用ください。当日は周辺に駐車場の案内板を設置しています。
- 調査区内には斜面や凹凸があります。歩きやすい服装でお越しください。
- 参加は無料です。
調査成果
築地跡とそれに伴う櫓の跡を検出し、規模・構造・変遷が明らかになりました。特に、櫓については築地が最初に造られた奈良時代に設置されたこと、平安時代に礎石式の櫓が造られたことが判明しました。
問い合わせ先
宮城県多賀城跡調査研究所
電話:022-368-0102
多賀城跡出土の漆紙文書・木簡計495点が県指定有形文化財に【平成26年2月25日】
多賀城跡出土の漆紙文書92点、木簡403点が、平成26年2月25日付けで、宮城県指定有形文化財(古文書)の指定を受けました。漆紙文書と木簡は多賀城跡の出土遺物の中でも情報量に富む資料で、文献資料が限られていた東北古代史の実態を直接示す新たな資料として重要な役割を果たしてきました。このような資料としての重要性が評価され、指定に至りました。
以下に、指定を受けた漆紙文書・木簡計495点の一覧表を掲載します。
→「漆紙文書_県指定一覧表」【PDFファイル:100KB】・「木簡_県指定一覧表」【PDFファイル:178KB】
漆紙文書とは、漆作業の際に、漆液が乾かないように不要になった紙(文書)を蓋として再利用した結果、しみ込んだ漆のおかげで紙が腐らずに残ったもので、日本で最初に多賀城跡で見つかりました。
内容は、計帳(世帯主と家族の個人データで、課税台帳)、暦、物品の納入・請求文書、書物などです。
木簡とは、木札に文字や絵が書かれたもので、荷札やまじないの呪文、個人のデータが書かれたもの、文字を練習したものや削り屑などがあります。
なお、木簡に関しては、その出土品を集成した資料集Ⅱ~ⅣのPDF版をご覧いただけます。
→資料集Ⅱ~Ⅳ『多賀城跡木簡Ⅰ~Ⅲ』(PDFファイル)のダウンロードページへ
