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7月11日、12日

夏休みまであと10日。
いよいよ、一学期のメインイベント、紅花の摘み取りと紅餅作りです。
紅花を発酵させる必要があるため、初めての二日間にわたる作業になりました。
ここではまとめて作業を紹介します。
一日目は大雨で畑作体験にはあいにくの天気となりましたが、
トゲのある紅花を摘むにはこれくらい天候の方がトゲが立たないのでよいとされています。
当日は、山形市高瀬地区より紅餅作りの指導のため石山さん、緒方さん、遠藤さんの3名の方にお越し頂き、紅餅作りの指導を受けて
なんとか紅餅の発酵前の段階まで進めることが出来ました。
二日目は、発酵の進んだ紅花で団子を作り、押しつぶして紅餅にするまでの作業をしました。

作業前 紅花畑もだいぶん色づいてきました。だいたい3割くらい咲いた状態でしょうか。
摘み取り風景1 皆さん雨合羽にトゲ除けのゴム手袋を着用しての摘み取りになります。
摘み取り風景2 左側が指導して頂いた遠藤さんです。
紅花の花摘みは少しコツがいります。こうして摘み取り方を教えて頂きながら作業をしました。
摘み取り風景3 上手に摘めているかな?
花を集める 摘んだ紅花を網袋に集めます。雨で濡れているので、なかなか大変ですが、それでも袋2つ分の花が採れました。
水に浸す ここから紅餅作りがはじまります。
まず、摘んだ花を水にさらします。紅花は黄色い成分と赤色の成分があります。黄色い成分は水に溶けるので、まず水にさらすことで黄色を流してしまいます。
臼に花を入れる 水を切った花を臼にいれます。
ここからの作業は、今野家住宅の納屋で行いました。
花をつく そして、つきます。今回は大勢で作業をするので、縦ぎねを使ってつきました。
イチニ、イチニ
今野家住宅の納屋にかけ声が響きます。
米袋に包んで発酵させる つき上がった紅花は、まるめて米袋を開いた紙に包み、一晩寝かせます。
すると発酵して、染料の元になります。
黄色かった紅花が赤くなってきているのがわかりますか?
一晩おいた紅花を広げる 一夜明けて、7月12日。
米袋を開けると真っ赤な紅花が姿を現しました。
みんな感激です。2日目は、一人一つの紅餅を作ります。
だんごを作る はじめに手で丸めて団子を作ります。
みんなの手が朱色に染まっています。
筵に並べる できあがった団子を筵(むしろ)に並べます。
押さえる 筵の上から板を敷いて、よく踏みます。
筵を広げる いよいよ紅餅が姿を現しました。
笊にあげる まだ、湿っているので、注意深くはがして、ザルに並べていきます。
完成品 ちょっと厚手かな?
でも、見事な紅餅ができました。
これを乾かして、固くなったら完成です。


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