東日本大震災では、古文書等多くの紙資料が被災しております。これら全ての資料を修復技術者にお願いすることが困難であることから、資料の破損部分の修理法を知り、どこまで職員が応急的に処置を施し、どこから修理技術者にお願いするか、という点を知るために、本ワークショップを開催いたしました。今回は2月19日に引き続き、第2回目になります。
講師には東北芸術工科大学の大山龍顕先生、森田早織先生にお願いいたしました。
クリーニング作業に取り組む受講者
活動期間 | 2015年3月4日(水) |
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参加館 | 加盟機関 |
東日本大震災では、古文書等多くの紙資料が被災しております。これら全ての資料を修復技術者にお願いすることが困難であることから、資料の破損部分の修理法を知り、どこまで職員が応急的に処置を施し、どこから修理技術者にお願いするか、という点を知るために、本ワークショップを開催いたしました。今回は2月19日に引き続き、第2回目になります。
講師には東北芸術工科大学の大山龍顕先生、森田早織先生にお願いいたしました。
今回は、前回作成した修理方針に基づき、クリーニング、繕いについて実際に資料を使って作業を行いました。資料は、各機関が持参したものを使っております。
1 クリーニング
粉消しゴムや練り消しゴムを使って行うクリーニング方を実践いたしました。
2 繕い
穴の空いた部分や破れている部分について、繕いを施し、資料を扱いやすくいたします。紙の選定や、糊の選択等について、実際に修理に使う糊の接着力を試しながら実践しました。