収蔵環境の構築、特に被災した文化財の仮設収蔵庫の環境構築は、仮設であるが故に大きな課題となっています。
東日本大震災後の取り組みについて、環境構築に関わる保存科学者を招いてワークショップ形式で研修会を開催いたしました。
目的内容は以下の通りです。
東京文化財研究所吉田先生の講演
活動期間 | 2014年11月19日(水)~2015年11月20日(金) |
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参加館 | 加盟各機関 |
収蔵環境の構築、特に被災した文化財の仮設収蔵庫の環境構築は、仮設であるが故に大きな課題となっています。
東日本大震災後の取り組みについて、環境構築に関わる保存科学者を招いてワークショップ形式で研修会を開催いたしました。
目的内容は以下の通りです。
目的:
東日本大震災後、被災資料の収蔵場所として、プレハブ収蔵庫の新設や、既存建物の改修など多様な形態で場所が確保されている。そこでは、様々な条件の下に環境が構築されている。現在進行している収蔵環境構築事業は、被災ミュージアム再興事業により資金的な面でのケアがなされており、より安定的な環境の構築が図られている。
一方、文化財の収蔵場所という観点で見たとき、既存建物の改修やプレハブは平時においても各地で利用されており、また予算的な制約からその多くが文化財に対して不適切な状態で収蔵されている。現在進行している、多様な収蔵環境の構築作業は、平時の文化財収蔵庫の問題とも密接に関わり、より安価、経緯に改修を行うための知見を得る作業ともいえる。そこで、今回は、現在進行しているいくつかの収蔵環境構築作業の事例を通して、より実現性の高い収蔵庫改修の方向性を探るために開催するものである。
内容:基調講演:博物館の収蔵環境についての基本的なレクチャー 東京文化財研究所
①気仙沼市における木造小学校教室の改修(日髙真吾(国立民族学博物館)
②石巻市における鉄筋小学校教室の改修(森井順之(東京文化財研究所)
③涌谷町における新設プレハブ収蔵庫の改修(芳賀文絵(東北歴史博物館)
④コメント:福島県の動きから
④総合討論