古代の律令制度は土地の私有や開拓が許されたことで平安時代になると徐々に行われなくなりました。そうしたなかで、平安時代中期頃から地域を統率する豪族が各地に現れ、実力をつけていきました。東北地方でも安倍氏、清原氏を経て、平安時代後期から約百年間、奥州藤原氏が岩手県平泉を本拠地として勢力をふるいました。