かつては女性が家で機を織り衣服を自給していましたが、布に文様を染める場合には村の染物屋に頼みました。文様染めの方法には友禅染め、絞り染めなどがあり、なかでも広くおこなわれたものとして、図案を切り抜いた型紙の上に糊を載せて防染する型染めがありました。
型紙を使うことで自由な形や細かな文様を繰り返し染めることができますが、これを彫るには高度な技術を必要とします。そのため、伊勢、京都、江戸といった特定の産地が形成され、そこで生産されたものが全国各地の染物屋に流通していました。
本展示では、宮城の染物屋に残された型紙をご紹介します。

展示
テーマ展示室2
「染の型紙」
- 開催期間
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2018年7月10日(火)~2018年10月21日(日)
- 開催時間
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9:30~17:00(発券は16:30まで)
- 休館日
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毎週月曜日 (祝・休日の場合はその翌平日)
- 観覧料金
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常設展観覧券で御覧になれます。
一般460円(20人以上の団体は360円) 小・中・高校生無料 - 主催
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東北歴史博物館
- 後援