展示構成
プロローグ 縄文時代にタイムスリップ
昭和、江戸時代、古代、弥生時代の食器と調理具をタイムスリップするように紹介します。
第1章 縄文時代のくらし
2,400年~4,000年前の縄文時代(縄文時代後期・晩期)にタイムスリップしたように、近年発見された考古資料やイラストなどで縄文時代の暮らしを紹介します。山のムラと海のムラの暮らしを紹介し、縄文人はどんな人だったか、縄文時代の道具と衣食住などを伝えます。
第2章 おじいさんから聞く昔のくらし
1万年以上続いた縄文時代は、始まりの頃、中頃、終わりの頃では暮らしも違います。4,000年前より古い縄文時代の暮らし(縄文時代中期・前期)を、縄文時代のおじいさんから聞く昔のお話として紹介します。その中で、北の暮らしとして、青森県山内丸山遺跡を取り上げます。
第3章 縄文時代を生きる
狩猟と採集で食べ物を手に入れ、医者もいなかった縄文時代は、子供のうちに死んでしまうことが今よりずっと多かったと考えられています。子供が生まれ、無事に成長して大人になることはみんなの願い。縄文人の出産・成長と老い・病気とケガ・死と埋葬について考古資料をもとに紹介します。
第4章 いのり と まつり
自然とともに生きた縄文時代は、自然への感謝と豊かな恵み、あるいは穏やかな日々を願ったと思われます。豊かな恵み、子宝、日々の安全、病気や災いを避けたい気持ちは現代に生きる私たち以上だったかも知れません。縄文時代には、「いのり」や「まつり」を行うための、広場や石を規則的に並べた場所(配石遺構)と特別な道具がつくられました。それらには縄文人の願いが込められています。ここでは縄文人がつくった「いのり」と「まつり」の場と道具を紹介します。縄文人が何を思い、願ったのかを想像しながら見ていただきたいと思います。
体験コーナーほか 〇はかせの研究室 〇発掘体験ミニ 〇縄文食を知る(調理具と料理模型)