宮城県の仙台湾周辺では、縄文時代の貝塚が数多く見つかっています。その数は約210カ所にも上りますが、これは全国で3番目に多い数です。仙台湾は、縄文時代の早期から晩期まで数千年にわたって貝塚が形成された全国的にも珍しい地域であり、内陸から沿岸部までさまざまな場所に貝塚があります。
貝塚とは、当時の人々が捨てたゴミが、長い時間をかけて積み重なったものです。とはいえ単なるゴミ捨て場ではなく、葬送やものおくりの役割も担った大切な空間でした。また、貝塚から出土する資料は保存状態もよく、過去のくらしを知るための大きな手掛かりとなります。
ここでは仙台湾に所在する里浜貝塚、南境貝塚、沼津貝塚、嘉倉貝塚といった貝塚から出土した、土器、土偶などの土製品、石器、骨角貝器を展示します。展示では身を飾った道具、くらしの道具、まつりの道具という3つの側面から、仙台湾に生きた縄文人のすがたをみていきます。
開催期間 | 2024年9月3日(火)から2025年2月2日(日) |
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開館時間 | 午前9時30分から午後5時まで(発券は午後4時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日(祝日・休日の場合は翌平日) |
観覧料金 | 常設展観覧料金でご覧になれます。 一般460円(20人以上の団体は360円) 小・中・高校生は無料 |
主催 | 東北歴史博物館 |