特別展「福よ来い―古今東西めでた尽くし―」
平成16年12月14日(火)〜平成17年2月13日(日)
「福」は財産や長寿はもちろんのこと、その他のいろいろなめでたいことをさす。福に似た言葉で「禄」や「寿」がある。「禄」は「神の贈り物」・「さいわい」を意味し、財産をたくわえ幸いになることをいう。「寿」は「めでたいこと」や「いのちの長いこと」などを意味し、長寿を祝うこと、健康で長生きすることをさす。
「福」を招く文様として、まず、七福神があげられる。「禄」の文様では、珍しいものや宝物を集めてちりばめた宝尽くし文、「寿」の文様では鶴文や亀文などがある。
福に関わる文様はまだまだたくさんある。この展示ではこれらの福にちなんだ文様を身の回りの品々を通して紹介する。
主催:東北歴史博物館
共催:河北新報社
後援:多賀城市、NHK仙台放送局、TBC東北放送、仙台放送、ミヤギテレビ、KHB東日本放送、Date fm、塩釜ケーブルテレビ、朝日新聞仙台総局、毎日新聞仙台支局、読売新聞東北総局、産経新聞東北総局
大漁カンバン 鹽竃神社博物館蔵
大漁に船主等が開いた祝宴で関係者に配った引出物。漁民の晴れ着で、裾にめでたい文様が描かれる。
引札―宝船 当館蔵
引札は江戸時代から大正にかけて用いられた広告用のチラシで、めでたい図柄が描かれている。これは明治28年の略暦が刷り込まれている。
切込焼染付鳳凰文植木鉢 鹿島台町個人蔵
想像上の瑞鳥で、その出現は世の好況と人々の幸運の前触れと見なされる。種々の災禍を除くとされる、桐の木にすむといわれる。
開館時間: 9:30〜17:00(入館は16:30まで) |
問い合せ
東北歴史博物館
TEL 022(368)0106
住所 宮城県多賀城市高崎1−22−1
これまでに開催された特別展へもどる | ホームページへもどる |