絵図とは土地の様子を描いた図のことで、江戸時代に全国各地で大小さまざまな絵図が様々な目的で大量に作られていました。
仙台藩は今の宮城県の全域と岩手県南部に及ぶ広大な藩領と全国屈指の様々な技術とを持っており、絵図を必要とし、また作るための条件が備わっていました。そのため数メートル四方の巨大な
国絵図・城下絵図から、一つの村を精密に描いた
村絵図まで実に大量の優れた絵図を生み出したいわば
「絵図の藩」だったのです。
今回の特別展はその中から代表的な
約80点を選んで展示します。この展示を通じて、江戸時代のこの地域のすがたかたち、測量や描法などの高度な技術はもちろんですが、かつて先人達が絵図に込めた藩や町・村への思い、彼らの生活の営みに触れていただきたいと思います。
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