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10月25日

秋になり、少し涼しくなってきました。
夏に作った紅餅を使って染め物をします。
紅花染めは少し寒いくらいの気候でちょうどよく染まります。
さて、うまく染まるでしょうか。

染め液 まず、いろりの灰を水に入れ、灰汁水(あくみず)を作ります。この上澄み液に紅餅を入れると赤色の色素が出てきます。
見た感じでは、赤というよりも黒色ですかね。
これが染め液になります。
絞り作業 さて、せっかく染めるのですから、布に柄(がら)を入れてみましょう。
絞り作業2 割り箸や輪ゴムを使って縛っていきます。
みんな、紙を折ってどうやって縛るか決めてきたようですね。設計図を見ながら布をたたんで縛っています。
染め中 いよいよ染めの始まりです。染め液に酢を入れます。これを中和(ちゅうわ)といいます。
中和させた染め液に、布をつけこみます。
布を漬けた染め液 こんな感じで、さっき黒っぽかった液が、赤くなってきました。
だいたい20分ほどつけておきます。
水洗 さて、引き上げです。
染め液から引き上げた布は水洗いをして、薄い酢水につけます。
すると、引き上げたときオレンジ色だった布が赤紫に変わりました。
乾燥中 大勢で作業をすると博物館の実習室も大混雑です。
みんなの作品が干されていますね。
完成見本 染め上がりはこんな色になりました。
左から、20分つけたもの、10分つけたものです。一番右は、20分つけた後、酸性の酢水ではなく、アルカリ性の灰汁水で洗ったものです。同じ染め液でもだいぶん仕上がりが違いますね。



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