特別展示概要　平成19年度　慈覚大師円仁とその名宝

特別展示案内

　

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東北歴史博物館平成19年度特別展

　大同３（８０８）年、東国の少年円仁は比叡山に登り、最澄のもとで天台教学を学び始めました。その後、遣唐僧となって最新の密教や法華経と阿弥陀信仰などを持ち帰り、世にひろめました。その業績は高く評価され、わが国最初の大師号である「慈覚大師」を贈られました。
　円仁は、文化史にも巨大な足跡を残しています。法華経と阿弥陀信仰といった、わが国の文化を支える２つの思想について、そのさきがけとなりました。また、東北地方には、立石寺（山形県）、中尊寺、毛越寺、黒石寺（以上、岩手県）をはじめ、ゆかりの寺社が数多くあり、東北は円仁への思いがとくに強く残る地域です。
　このたび、円仁の比叡山修学から１２００年を迎えるにあたり、彼の生涯と業績を紹介する特別展を開催します。国宝・重要文化財約７０件ほか多数の仏教美術の名宝が出品される最大規模の特別展です。
　　　

　

　

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●開催概要

開催期間	平成１９年６月１６日（土）～７月２９日（日）

開館時間	９：３０～１７：００（最終入館１６：３０）

休館日	毎週月曜日と7月10日（火）・7月17日（火）但し７月１６日＜月・祝＞は開館いたします

観覧料金	一般：1,200円（1,000円）高校生：800円（600円）小・中学生：500円（300円）＊（　　）内は、２０名様以上の団体料金＊上記観覧料にて、常設展示もご観覧いただけます。＊『みやぎ県政だより（６月号）』を、ご持参いただいた皆さんは、通常の観覧料金より２００円割引にて、ご観覧いただくことができます。　　　コチラをご持参下さい

■特別展関連行事

○四寺回廊（中尊寺・毛越寺・立石寺・瑞巌寺）による唄散華　実演

開催日・会場

平成19年６月１６日（土）９：４０～・当館1階　特別展室　　
鑑賞には当日の特別展観覧券が必要・事前参加申し込み等不要

○毛越寺による延年の舞　実演

演目	「唐拍子」・「老女」

開催日・会場

平成19年６月１７日（日）１３：３０～・当館３階　講堂
鑑賞無料（先着順　定員300名）・事前参加申し込み等不要

○記念講演会

演題	「慈覚大師　円仁と日本の仏教美術」

講師	有賀　祥隆　氏　（東北大学名誉教授・東京藝術大学客員教授）

開催日・会場

平成19年６月３０日（土）１３：３０～・当館３階　講堂　
聴講無料（先着順　定員300名）・事前参加申し込み等不要

○特別ギャラリートーク

演題	「関西地方に伝わる円仁ゆかりの名宝」

講師	高梨　純次　氏　（滋賀県立近代美術館　学芸課長）

開催日・会場

平成19年7月１１日（水）１０：００～・当館1階　特別展示室
鑑賞には当日の特別展観覧券が必要・事前参加申し込み等不要

○特別ギャラリートーク

演題	「関東地方に伝わる円仁ゆかりの名宝」

講師	本田　諭　氏　（栃木県立博物館　主任）

開催日・会場

平成19年７月１１日（水）１１：００～・当館１階　特別展示室
鑑賞には当日の特別展観覧券が必要・事前参加申し込み等不要

○担当学芸員によるギャラリートーク

開催日・内容

本展担当学芸員が特別展の展示概要や見所などについて解説します。
（内容は毎回変わります）
平成19年６月２２日（金）１１：００～　「円仁ゆかりの仏像」
平成19年７月　６日（金）１１：００～　「円仁ゆかりの写経」
平成19年７月２０日（金）１１：００～　「東北地方に伝わる円仁ゆかりの名宝」

会場	当館１階　特別展示室参加には当日の特別展観覧券が必要・事前参加申し込み等不要

○担当学芸員による展示解説会

本展担当学芸員が特別展の展示概要や見所などについて解説します。
（内容は毎回同じです）

開催日・会場

平成19年６月２３日（土）・７月１４日（土）
１１：００～　当館１階　研修室
参加無料（先着順　定員100名）・事前参加申し込み等不要

■展示概要と展示予定資料



慈覚大師坐像　滋賀・金剛輪寺本坐像頭部拡大画像を見る	文殊菩薩騎獅像及び四眷属立像　宮城・新宮寺文殊菩薩騎獅像拡大画像を見る

重文　聖観音菩薩立像（横川中堂本尊）滋賀・延暦寺	重文　十一面観音菩薩立像山形　宝積院

重文　伝慈覚大師坐像　岩手・黒石寺本坐像頭部拡大画像を見る	国宝　金銅迦陵頻伽文華鬘岩手・中尊寺金色院