【復興】宮城県の文化財

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男山本店店舗

気仙沼市内湾地区

男山本店(風待ち地区)

気仙沼市内湾地区は、港町として栄えました。かつて帆船時代に沖に吹く「ならい」の風を待つための町であったため「風待ちのまち」と呼ばれてきました。東北有数の価値ある歴史的建造物が多く残る町並みです。

  • 角星店舗 昭和5年(1930)頃 木造2階建土蔵造り
  • 武山米店店舗及び主屋 昭和5年(1930) 木造2階建
  • 男山本店店舗 昭和5年(1931)頃 木造コンクリート造3階建
  • 三事堂ささ木店舗及び住宅・土蔵 大正中期 木造2階建(店舗及び住宅)
  • 小野健商店土壌 昭和21年(1946) 土蔵2建

これらは国登録有形文化財に登録されていました。デザインは多様で当時華開いた建築文化を偲ばせています。用途も酒屋、米屋、陶器屋など港町の繁栄を伺わせます。

震災後の風待ち地区

震災後の風待ち地区

復興への道のり

被災状況

津波においては、男山本店店舗は漁船が衝突したそうで一、二階部分が倒壊し、三階部分だけが瓦礫の上に残されました。角星店舗は一階店舗が全壊し二階部分のみが敷地の奥に流されて残存しました。武山米店 店舗は一階店舗が損壊し外壁が破損、三事堂ささ木店舗は津波により床上浸水、外部の壁や内部に被害を受けました。小野健商店土蔵は壁が剥落し軸部の傾斜がみられるなど大きな被害を受けました。

  • 男山本店店舗
    男山本店店舗
  • 角星店舗
    角星店舗
  • 武山米店店舗及び土壌
    武山米店店舗及び土壌
  • 三事堂ささ木店舗、住宅、土蔵
    三事堂ささ木店舗、住宅・土蔵

修理経過

本格的な修理や復興にはまだ時間と費用が必要な状態です。

男山本店、角星、武山米店、三事堂ささ木、小野健商店土蔵に関しては、文化財保護・芸術研究助成財団やワールド・モニュメント財団が協力して立ち上げたSOC(東日本大震災被災文化財復旧支援事業)の援助をうけ応急処置や補強工事が行われました。

しかし現在でも、応急的に元の位置に曵き家して戻し、シート等で養生した状態のままのものもあり、本格的な修理や復興にはまだ時間と費用が必要な状態です。

  • 角星店舗
    角星店舗
  • 武山米店店舗及び土壌
    武山米店店舗及び土壌
  • 三事堂ささ木店舗、住宅、土蔵
    三事堂ささ木店舗、住宅・土蔵

新たな挑戦へ

着実に大きな一歩を踏み出しています。

気仙沼では新しい挑戦も始まっています。この地域の歴史的文化資源を巡り、風待ちの魅力を多くの方に知ってもらえるように、地元の方が案内するツアーを開催したり、新たに登録有形文化財を目指した活動もはじまりました。 この地域に残された歴史的建造物、文化資源を今後どのように活用し未来に伝え残していくのか、まだまだ本格的な活用や復興は先でも、着実に大きな一歩を踏み出しています。

関係者が語る復興への想い

気仙沼風待ち復興検討会 会長 菅原千栄さん

気仙沼風待ち復興検討会
会長 菅原千栄さん

震災でまちの歴史をリセットされたくない

まずは残されたものを確実に残していくことが大切だと思います。震災以前からこの町の方々の協力を得て地域の歴史的建造物を調査してきました。今回の震災によってこの町の歴史や文化がリセットされてしまうのではないかと心配になります。また震災直後はやはり自分たちの生活が第一で歴史的建造物や文化財に手をかけることが出来なかったのも現実です。

だから今は、活動を通してだんだんと文化や伝統が地域の方々に伝わっていくようにと願っています。また我々だけではなく多くの人にこの土地の魅力や文化をしってもらうことも地域の伝統を守るためには必要なことだと考えています。多くの人に気仙沼を訪れてもらって、復興の活力にしていきたいです。

気仙大工がこだわった建物がまちの魅力

昔は気仙大工というこの町一帯の建物を一手に引き受けた大工集団がいました。多くの住民も大工さんの技やセンスに任せて作ってもらって、小さな土蔵からお屋敷までひとつひとつが手の込んだ造りで、細部にこだわった仕事なのがこの町の建物の魅力であると思います。

しかし今では、職人不足で自宅の修理の際も遠くから職人の方を呼んでくるしかありません。職人不足という面でも歴史的建造物を残そうとしても様々な問題で難しいなと思うのが現実です。だんだんとこの町の歴史的建造物が無くなっていくことは寂しいことです。

三事堂ささ木 店主 本田勝久さん

三事堂ささ木
店主 本田勝久さん

見どころ・イベント

気仙沼みなとまつり

8月
「気仙沼みなとまつり」

毎年夏の恒例イベント。気仙沼みなとまつりは、8月初旬の土日に開催されます。花火やパレードなど見どころもりだくさん.。

ツール・ド・東北

9月
「ツール・ド・東北」

被災地の復興支援を目的に、震災後の2013年からスタートしたロードバイクのレース。石巻市、女川町、南三陸町、気仙沼市の2市2町を舞台に毎年9月に開催されています。楽しく走ることができる参加型イベントです。

アクセス方法

〒988-0083 宮城県気仙沼市入沢3-8
TEL 0226-24-8088  FAX 0226-22-3037

http://www.kesennuma.co.jp/

○電車の場合:仙台駅から東北新幹線、次に一ノ関から大船渡線、次に気仙沼から徒歩で男山本店へ ○お車の場合:仙台東ICから東北自動車道、次に若柳金成ICから一般道で男山本店へ
MAPCODE

マップコード 193 249 547

○カーナビに入力してご利用下さい。

※「マップコード」および「MAPCODE」は(株)デンソーの登録商標です。

制作協力

  • 宮城県地域文化遺産復興プロジェクト実行委員会
  • 独立行政法人 国立文化財機構、東京文化財研究所
  • 株式会社 マヌ都市建築研究所
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