【復興】宮城県の文化財

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神楽

石巻市雄勝町

雄勝法印神楽

雄勝法印神楽は、室町時代に修験者によってもたらされ、それぞれの浜の神社の祭事には欠かせない民俗芸能として雄勝地域に伝承されてきました。神楽が太鼓2人、笛1人、舞には祈祷のためと考えられる動作も残っています。演目は多くが日本神話を題材にしています。

国指定重要無形民俗文化財に指定されています。

雄勝法印神楽

震災後の第一回目となる大須八幡神社例大祭(2012年)(写真:雄勝法印神楽保存会)

復興への道のり

被災状況

各浜の集落は壊滅的な被害

雄勝半島は山が海に迫るリアス式の地形であったため、各浜の集落は壊滅的な被害を受けました。面や衣装が保管してあった葉山神社・石神社も津波に呑み込まれ、ほぼ全ての面・衣装・道具が流出してしまいました。

震災前の神楽

震災前の神楽

写真:雄勝法印神楽保存会

雄勝法印神楽仮社務所

雄勝法印神楽仮社務所

地域の復興と共に

震災で浜も神社も、そして神楽の面や衣装・道具も壊滅的な被害を受けた中、保存会が立ち上がり、2011年5月には、残った道具を使用して避難所で神楽を奉納しました。例大祭を行えるようになった神社も増え、地域の復興と共に以前の姿を取り戻しつつあります。

一方で、雄勝地区は高台移転が想定されており、浜ごとの社殿の再建や、避難のために雄勝から転出した住民が再び戻り神楽を継続できるか、などの課題もあります。


雄勝法印神楽

修理経過

面や衣装の損害はあまりにも大きかった

公益社団法人日本ユネスコ協会連盟の支援により、面や衣装等の用具一式の修復、再現が進められています。また、文化庁の補助事業により、面のレプリカ作成が行われました。葉山神社の社殿は日本財団の支援を受け、再建が決まっています。面や衣装の修復には、地域は元より日本各地の人が協力してくれました。しかし、神楽で使用する面や衣装の損害はあまりにも大きかったため、震災以前の状態にはまだなっていません。

春祭りに向けた準備の様子(2012年)

春祭りに向けた準備の様子(2012年)

写真:雄勝法印神楽保存会

新装なった社殿と神楽を楽しむ地域の人々

新装なった社殿と神楽を楽しむ地域の人々

勇壮な「鬼門」の上演

勇壮な「鬼門」の上演

社殿の復興

多くの支援により社殿が竣工

平成27年9月、神楽の保存・継承の拠点となる葉山神社の高台への移転工事が完成し、遷座祭、御社殿竣工奉祝祭が執り行われました。そこでは秋晴れの空のもと、新装なった社殿の脇で、雄勝法印神楽の全てにあたる24演目が披露されました。雄勝の人々をはじめ、支援に関係した数多くの人々が駆けつけ、笑顔があふれる中、神楽も復興の道を進んでいます。

関係者が語る復興への想い

千葉秀司さん

葉山神社・石神社宮司
千葉秀司さん

地域の復興と共に神楽があってほしい

お祭は神社がないと形が変わってしまいます。神社を支えるのは地域の人です。地域がしっかり復興していって、そこに神楽があるかたちになればいいですね。お祭りの中で、神楽は一日の場を持たせる力がある重要な存在なんです。

見どころ・イベント

おめつけ祭 火伏せ祭り

1月
「おめつけ祭 火伏せ祭り」

宮城県指定の民俗無形文化財で、200年以上前から伝わる火伏せの行事。毎年新暦の1月24日に宮城県石巻市雄勝町名振地区で行われます。祭りの名称「おめつき」の由来は「思いつき」から。

日程

開催日が決まり次第お知らせいたします。

アクセス方法

〒986-1302 石巻市雄勝町大浜字大浜17番地
TEL 0225-57-3339

http://www.geocities.jp/hoinkagura/index.html

○お車の場合:仙台東ICから三陸自動車道で河北ICへ、次に一般道で雄勝法印神楽へ
MAPCODE

マップコード 436 646 197

○カーナビに入力してご利用下さい。

※「マップコード」および「MAPCODE」は(株)デンソーの登録商標です。

制作協力

  • 宮城県地域文化遺産復興プロジェクト実行委員会
  • 独立行政法人 国立文化財機構、東京文化財研究所
  • 株式会社 マヌ都市建築研究所
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