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テーマ展示室1 カマ神

 宮城県と岩手県南の地域では、民家のカマド近くの柱に土や木で作った面をまつっていました。面をカマドの神とするのは日本でもこれらの地域独特のもので、1786(天明6)年の記録が史料としては最も古い例です。カマドの火をまもるだけでなく、悪いものが侵入するのを防いでくれる家の神でもありました。家を新築した際に、大工や左官が作ったと言われています。

 今回は館蔵資料の中から、23面(土製14面 木製9面)のカマ神を展示しています。生活様式の変化や家の新築によって年々失われているカマ神ですが、日々の暮らしの中で家や家族を長い年月みまもり続けた真っ黒く煤けた神々をご紹介いたします。

カマ神(土製)
カマ神(土製)
<石巻市 高橋孝一氏寄贈 縦44cm×横47cm>


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