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テーマ展示室1 杉山コレクション 埴輪

 杉山寿栄男氏は図案家であるとともに、日本文化に対する深い関心と理解を示しました。
 そのため、彼が収集した埴輪には、造形的に優れた物が数多くあり、古墳時代後期(6世紀)の衣服・髪型・武具・建築様式などを知る上で欠かせない重要な資料となっています。
 今回は昭和25年に考古資料第1号として重要文化財に指定された「武人埴輪」をはじめとする人物埴輪、動物埴輪、器財埴輪、家形埴輪など計21点を展示しました。杉山氏の感性を通して集められたこれらの埴輪から、約1500年前の造形美を感じていただければと思います。
武人(重要文化財)
群馬県伊勢崎市下触町(旧佐波郡赤堀町下触)

主な展示資料

下記表中の名称をクリックしていただくと、それぞれの資料画像がごらんいただけます。

人物埴輪 動物埴輪
1 武人(重要文化財) 高さ82.5cm 7 高さ77.5cm
2 軽武装の男 高さ82.0cm 器財埴輪
3 盾を持つ男 高さ97.0cm 8 (ゆき) 高さ77.5cm
4 頭巾(ずきん)を被る男 高さ68.0cm 9 大刀(たち) 高さ76.5cm
5 巫女(みこ) 高さ43.0cm
6 右手を腰に置く女 高さ43.0cm テーマ展示室1 展示風景

 ※ 靱(ゆき)は矢を入れて背に負う筒状の道具です。