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テーマ展示室3 高僧たちの墨蹟
 
 仏教の宗派の一つである禅宗は座禅などの厳しい修行をとおして、自力で真理を悟ることを旨とするものです。わが国における禅宗の歴史は中国よりもたらされた中世に始まり、以後、人々の熱烈な支持を集め続け現在にいたります。宮城県内でも、禅宗は脈々と受け継がれ、すぐれた禅僧が活躍してきました。そのなかで、近世になると、きわだった個性を端的に示す書画を多く自作した禅僧があらわれるようになり、注目されます。
 彼らの作品は、個性豊かな作風に高い芸術的評価が与えられていますが、そればかりでなく、修行で培われた、心のありようや人間のあるべき姿についての作者の考えを知る上で貴重な存在です。
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雲居希膺 書
「心云々」
紙本墨書 一幅
承応年間(1652〜54)

主な展示資料
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作者 作品名 材質 員数 制作年代
雲居希膺 書 「起請善法本是幻云々」 紙本墨書 一幅 慶安年間(1648〜51)
喜多元規 筆 鉄牛道機 賛 「鉄牛道機像」 紙本著色 一幅 元禄4年(1691)
南山古梁 筆 「富士図自画賛」 紙本墨画 一幅 江戸時代後期


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