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 鎌倉期より天正十八年の奥羽仕置まで、白河庄を拠点として南東北の中世史において大きな役割を果たした結城白河氏は、その権勢を物語るかのように膨大な中世文書を有していました。しかし、豊臣秀吉によって所領を没収された後、白河家は秋田藩・仙台藩へそれぞれ仕官した家に分かれ、その際に文書群も分割されることとなりました。さらに、仙台白河家の文書は明治以降になると散逸が進み、原本の所在が不明なものも多く、現在確認されている原本は数カ所で分有している状態です。
 この展示では、仙台白河家文書のうち、今も宮城に残る当館所蔵分と東北大学保管分をあわせて展示することで、散逸する以前の仙台白河家文書の様相の一端をご紹介します。
足利尊氏御判御教書(文和二(1353)年正月廿日)
<当館所蔵 国分白河文書>

主な展示資料

東北大学日本史研究室保管白河文書
         
         結城宗広置文(建武二(1335)年七月廿五日)
         結城顕朝申状(貞和四(1348)年二月日)
         足利尊氏下文(文和二(1353)年四月十日)
         結城白河氏年中行事(永禄五(1562)年十二月大吉日)
         〔参考〕白河家代々伝来古文書調(寛政六(1794)年八月) 他   

当館蔵国分白河文書
         
        足利尊氏御判御教書
(文和二(1353)年正月廿日)
         梶原政景書状(〔天文二十一(1552)年カ〕四月廿四日)
         佐竹義昭書状(〔永禄元(1558)年〕十月廿八日)
         細川勝元書状
(〔康正三(1457)年〕四月四日)

         北条氏康書状(〔永禄六(1563)年〕二月廿一日)   他

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